パワポで図形をあとから変更する方法:「図形の変更」で矢羽根・角丸に一発で変える

角丸と山形のスライドが、四角と矢羽根のスライドに変わるイメージ

作った図形の形を、あとから変えたくなること、ありませんか?

例えば僕は最近だと、「あ、AIにつくってもらったのかな」というスライドで

この図解を使ってフロー図を書いてるものをよく見るんですが

AIが作ったスライドでよく見る、山形でつないだフロー図
AIが作ったスライドでよく見る、山形でつないだフロー図

僕はビジネス資料でフロー図を書くときは下記のような矢羽根を使う派でして。

僕がふだん使う矢羽根(五角形)
僕がふだん使う矢羽根(五角形)

他にも、四角で作った図解を見て「角丸のほうがやわらかくていいな」と後から思ったときなど。

そんなとき、図形を消して描き直していませんか?

1個ならまだしも、何個か修正するやつあると、元スライド作った人を恨みたくなりますw

でも安心してください、その解決案あります。

パワポには、図形の形だけを差し替える「図形の変更」という機能があります。

文字も色も大きさもそのままで、形だけが変わる。何個並んでいても、まとめて1回で終わります。

この記事では、「図形の変更」の場所とやり方と、現場でよくある2つのケース(矢羽根・角丸)を紹介します。

1. 「図形の変更」とは

選んだ図形の「形」だけを、別の形に差し替える機能です。形以外の設定は、そのまま残ります。

  • 入力した文字(フォント・サイズ・色も)
  • 塗りつぶしの色、線の色と太さ
  • 図形の大きさと位置

つまり、描き直したときに発生する「手直し」がゼロになります。

山形の並びを「図形の変更」で矢羽根に。文字・色・大きさ・位置はそのまま
山形の並びを「図形の変更」で矢羽根に。文字・色・大きさ・位置はそのまま

2. 図形の変更のやり方

① 変えたい図形を選ぶ

1つでも、複数でもOKです。複数のときは Shift を押しながらクリックするか、空白からドラッグで囲みます。

② 「図形の書式」タブ →「図形の編集」→「図形の変更」

図形を選ぶと、上に「図形の書式」タブが出てきます。その左端の「図形の挿入」グループにある「図形の編集」ボタン(図形とペンのアイコン)を押します。出てきたメニューのいちばん上が「図形の変更」です。

「図形の書式」タブ →「図形の編集」→「図形の変更」
「図形の書式」タブ →「図形の編集」→「図形の変更」

③ 変えたい形をクリック

いつもの図形の一覧が出てくるので、変えたい形をクリック。これで終わりです。

矢羽根は「ブロック矢印」の中の「矢印: 五方向」
矢羽根は「ブロック矢印」の中の「矢印: 五方向」

※パワポのバージョンによっては、タブの名前が「描画ツール」の「書式」になっています。ボタンの場所は同じです。

3. 現場でよくあるケース①:山形を矢羽根に変える

僕がいちばんよく使うのがこれです。
冒頭でご紹介したやつですね。

冒頭で書いたとおり、AIが作ったスライドのフロー図は、山形(図形一覧での名前は「矢印: 山形」)で作られていることが多いです。これを、僕がふだん使っている矢羽根に変えます。

矢羽根は、図形一覧の「ブロック矢印」の中にある「矢印: 五方向」です。

まとめて一括で変えられる

並んでいる山形を全部選んでから「図形の変更」をすれば、1回で全部が矢羽根になります。5個でも10個でも同じ手間です。

空白からドラッグで囲んで全部選ぶ → 図形の変更は1回でOK
空白からドラッグで囲んで全部選ぶ → 図形の変更は1回でOK
1回で全部が矢羽根に。文字・色・大きさはそのまま
1回で全部が矢羽根に。文字・色・大きさはそのまま

4. 現場でよくあるケース②:四角を角丸に変える(逆も)

もう1つ、たまに僕がやるのが角丸への変更です。

手順は同じで、図形の一覧から「四角形: 角を丸くする」を選ぶだけです。

「正方形/長方形」→「四角形: 角を丸くする」。文字や色はそのまま
「正方形/長方形」→「四角形: 角を丸くする」。文字や色はそのまま

角丸は、やわらかい印象にしたいときに向いています。

逆に、AIが作ったスライドは角丸のカードが多めなので、硬めの提案資料に合わせて四角に戻したいこともあります。そのときは「正方形/長方形」を選べば戻ります。

角丸の「丸み」の調整については、別の記事でくわしく紹介する予定です。

5. よく使うなら、クイックアクセスツールバーに入れておく

「図形の変更」には専用のショートカットキーがありません。

よく使う人は、クイックアクセスツールバーに登録しておくと便利です。「図形の変更」を右クリック →「クイックアクセスツールバーに追加」。これで Alt キーを押してから数字を押すだけで呼び出せるようになります。

まとめ

「図形の変更」は、描いた図形の形だけを差し替える機能です。文字も色も大きさもそのまま残ります。

やりたいこと操作
図形の形だけ変える図形の書式 → 図形の編集 → 図形の変更
山形を矢羽根に全部選んで「矢印: 五方向」
四角を角丸に(逆も)「四角形: 角を丸くする」(戻すときは「正方形/長方形」)
よく使うならクイックアクセスツールバーに登録

AIでスライドを作るのが当たり前になってきましたが、最後のひと手間は、自分の手で直したほうが早いことがけっこうあります。「図形の変更」はその代表です。

消して描き直す前に、ぜひ思い出してください。

それではまた次回!